医工連携と産業|日本医工ものづくりコモンズ論文誌


「医工連携と産業」について

 近年、医工連携に基づく医療機器開発は、AMEDや東京都医工連携HUB機構等の支援などにより、著しく加速しており、既に製品化されて、医療現場で活用されている事例も増えています。
 医療機器開発に関わるノウハウや各種データは、論文として発表されることにより、医療機器の開発に関わる方々の間で意見交換や情報共有が可能となり、論文発表は医療機器分野を大きく発展させるために重要です。
 これまで医療機器開発に関する知見は、医学や生体医工学分野の論文集で掲載されてきていますが、医療機器の基礎から臨床応用(有効性や安全性を含む)までを全体的にカバーする論文集が見当たりません。
 そこで、日本医工ものづくりコモンズが編集の主体となり、自然科学社を出版元とし、ピアレビュー(医療機器開発の成果に関して、専門家同士で評価検証すること)を基にした論文集『医工連携と産業』を発刊いたします。
 論文を閲覧いただく際には「参加登録(無料)」が必要です。

第1巻


全血活性化凝固時間(ACT)測定による,慢性維持透析患者へのヘパリン使用量の調節に関する検討
久野木 忠, 佐藤 正和, 柏田 満

日本の医工連携における行動様式に関する戦略研究
宮崎 悟, 三崎 秀央
足潰瘍治療を支援する靴内接触力計測システムの開発
井上 淳, 樋口 航生, 平石 裕二, 吉田 渡, 藤谷 順子
カフを用いない血圧計開発の現状と将来
田村 俊世,  黄 銘
近赤外蛍光の医療応用_近赤外蛍光ガイド手術システム開発の経緯と今後の展望
佐藤 隆幸
医工連携におけるチーム学習と心理的安全性
宮崎 悟
カテーテルを巡る研究開発の動向―背景となる医療・市場・社会の状況―
重茂 浩美