日本足の外科学会 医工連携企画

✅ 医師、メディカルスタッフの皆様へ
足の外科領域における「医療現場の困りごと(医療機器等の開発ニーズ)」を募集します。「もっとこうだったら患者の負担が軽減するのに!」「この業務を効率化できないだろうか?」など「お困りごと」がありましたら、ぜひこちらよりお寄せください。
✅ 企業の皆様へ
足の外科領域には“未来の足の診断・治療を切り拓く開発ニーズ”が数多く存在いたします。ここに掲載されたニーズをご覧いただき「自社の技術で解決できるのでは?」と感じられましたら、ぜひ「手をあげる」ボタンから面談をお申込みください。
また、日本足の外科学会では企業の皆さまのシーズも募集しております。シーズ掲載をご希望の場合には掲載費用等をご確認の上、こちらよりお申し込みください。
✅面談の申し込み「手をあげる」について
  • 各ニーズの「手をあげる」ボタンからニーズ提案者への面談を申し込むことができます。
    • 面談申込が完了するとnoreply@conference-park.jpより自動返信メールが届きます。ご確認ください。
    • 面談は基本オンラインとなります。面談調整についてはこちらより1件ごとにマッチング参加権をご購入下さい。
    • 2週間を目途に事務局よりご連絡いたします。ご連絡がなかった場合は、お手数ですが、画面右下のお問い合わせ用チャット、もしくは下記の事務局までお問い合わせください。
    開発例のご紹介
    お問い合わせ先
    日本足の外科学会 医療安全管理委員会
    【受託機関】株式会社日本医工研究所 日本足の外科学会 医工連携企画担当係
    Email:gakkai@j-ikou.com

表示件数:
高齢者天蓋部粉砕骨折に対する一期的人工足関節デバイスを開発したい
東京都
高齢者の天蓋部粉砕骨折は、骨接合術での再建が困難な場合も多く、二期的に関節固定術になる場合もある。他方、股関節や膝関節は骨折に対して一期的に人工関節を行う場合も多々あり、同様に足関節に対しても一期的に人工足関節を行うことができれば有用であると考えている。現時点の問題点は天蓋部が粉砕している場合、通常の人工足関節の脛骨側の固定がセメント、セメントレスに関わらず困難であるという事である。これを解消するための方法を考えていまる。
足変形のある患者さんに、靴があっていないことがひと目でわかる靴の開発
大阪府
本邦では欧米と異なり靴文化の歴史は浅く靴に対する教育や理解が大変遅れている。その結果、靴の選び方や履き方が適切でないために生ずる疼痛や歩きにくさで歩行機会を減らしている方が多くおられる。しかし、成熟した靴文化を持たない本邦では、患者さんに靴の問題をご理解いただくことが必ずしも容易ではない。 解決法のひとつとして、加齢や関節リウマチなどの疾患で足変形がある患者さんに、靴の中で変形した足や趾がどのように靴とあたったりこすれたりしているかがわかる靴を開発する。すでに具体的なアイデアがある。 これにより適切ではない靴の選択や履き方による靴障害由来の疼痛で歩行機会を減じて要介護になってゆく高齢者を減らすとともに、日本の靴文化の向上により豊かな高齢化社会を作ることに寄与すると考える。
超音波診断装置のプローブの傾きがリアルタイムにわかる装置
千葉県
超音波診断装置を用いた各種の計測は再現性のある計測が困難である。その一つの理由としてプローブを常に一定の角度に保つことが難しいことがあげられる。臨床の診断においても臨床研究においても常に一定の角度でプローブを充てることが大切である。プローブの傾きがリアルタイムに表示できるような装置を開発したい。
硬性材を用いずに、急な外力が加わった時に固定力が増大する足関節サポーター
千葉県
足関節不安定性を要する患者は、スポーツ時などに足関節サポーターを着用する必要がある。しかし、その際に必要なサポーターは固定力を上げるために硬性のプラスチックで外固定しなければならず、 • 靴の着用時で使用する際には、靴のアッパーを緩めて着用しなければならない • 裸足でのスポーツ時には硬い部分が邪魔で使用できない などのデメリットがあり使用する際に問題が生じる。 そこで、捻挫の予防のために、急なストレスが加わると反応し、伸張ストレスにストップがかかるような硬性材を使用しない足関節サポーターを開発したい。
髄腔内を安全に掘削するドリルを開発したい
静岡県
JONES骨折といわれる足の中足骨骨折疲労骨折はサッカーをはじめアスリートの疲労骨折として多い疾患である。骨折部には骨が増生して髄腔が狭小化している事が多く、骨髄内にスクリューを挿入する際に障害になり、通常のドリルで同部を削るのには限界がある。安全に髄腔内を掘削するドリルが欲しいです。
骨釘作成機と骨釘挿入機
三重県
距骨骨軟骨損傷において骨軟骨片を固定する場合、骨釘を用いることがあるが、現在、骨釘の作成はフリーハンドで行われており、直径を整えたり、長さを整えるのに時間と労力を要する。より容易に骨釘を作成する機器を開発したい。 また、この骨釘挿入時のガイドも適切なものがなく、ガイドを開発したい。足の外科領域のみならず、他の関節の離断性骨軟骨片や関節内骨折でも応用が利くため、汎用性の高い器材になりうると考えている。 具体的なアイデアを持っている。
廉価版立位CT装置の作成
大阪府
下肢の最も最下流に位置する足部の手術を行う際に、荷重ライン・荷重分布を3次元的に術前・術後に把握することは重要であると考えている。そのため、立位でのCTデータを取得することは重要だが、装置が非常に高価であるため、広く病院に導入することは現段階では現実的ではない。そのため、廉価版の立位CTを作成し、術前・術後の状態把握に役立てたい。
学習型AI機能を搭載したエコー機器の開発
大阪府
これからの時代、エコーを用いた足の外科分野の手術の可能性も唱えられている中、誰でも安全かつ簡便にエコー機器による介入技術の向上を図れるのが望ましい。そこで、適切な画像表示・介入手技を優しく誘導してくれる学習型AIを搭載したエコー機器を開発し、手術手技の発展につなげたい。
脛骨矯正骨切り術後の固定材料を開発したい
大阪府
遠位脛骨斜め骨切り術など矯正骨切り術後に、その新しい骨面形状や皮下組織状態は患者・症例それぞれで多彩であり、プレート選択やベンディングの仕方がまちまちである。皮下組織への悪影響や矯正後の骨面形状を考えたカスタムメイドの固定材料を開発したい。
外反母趾の最小侵襲手術用器具を開発したい
千葉県
外反母趾の最小侵襲手術(MIS)は良好な成績が示される一方で、手術に習熟するまでのラーニング・カーブが長いと言われている。それを解決するため、近年、欧米ではMISを支援するための新しい器具が次々と開発されているが、日本には導入されていない。日本で、海外へ売り込めるような新しいMIS用器具を開発したい。
足部の清拭・解放創洗浄用の微細気泡発生装置の開発
大阪府
術後創部感染が多いとされる足部手術において、微細気泡を用いた術前清拭の有用性が報告された。感染を伴う開放創に対する創部治癒効果の可能性も指摘されている。そこで、足部に特化した微細気泡発生装置を開発したいと考えている。足部難治性潰瘍や足部手術への更なる応用を期待できると思われる。
足趾に鋼線を容易に刺入するためのデバイスを開発したい
福岡県
足趾形成術の際に、足趾から中足骨までk-wireで仮固定を行うことがあるが、趾先から基節骨関節面の中央を貫いて、中足骨まで鋼線を刺入することは必ずしも容易ではない。手術時間の短縮のため、期待通りの位置に鋼線を刺入するためのターゲットデバイスを開発したい。
骨折手術の術前計画をサポートするプログラム
北海道
骨折に対する手術の固定方法としてスクリューで骨折部に圧迫力をかけるが、複雑な骨折面に対して、どこからどの角度でスクリューを刺入すれば良いのかを決定することは難しい。そこで、CTデータから得られる骨折面の情報を元に、至適なスクリューのエントリーポイントやスクリューの刺入方向をシミュレーションできるプログラムの開発を行いたい
キルシュナー鋼線の断端の改良
長崎県
足の外科に限らず多くの分野で、おそらく最も多く手術で用いられるデバイスの一つであるキルシュナー鋼線の断端による不都合や合併症が生じることがある。安全な形状の鋼線の断端への改良をしたい。
足関節底屈位で着用できるソフトブレースの開発
兵庫県
アキレス腱断裂では、硬性アキレス腱装具が使用される。大きさや硬さ、重さ、衛生面などの点から特に屋内での着用が困難となる。一方、足関節捻挫用にはソフトブレースが種々用意されているが、アキレス腱用のものはない。アキレス腱用ソフトブレースの開発をしたい。
足関節位置覚のトレーニングができる機器を開発したい
広島県
足関節の怪我や手術後のリハビリにおいて、おかしくなってしまった足関節の関節位置覚を回復させることは重要である。関節位置覚を改善させるアイデアはあるが、現状、足関節の位置覚を改善させるための機器がない。ゲーム感覚でこれが成し遂げられる機器を開発したい。
伝達麻酔における注射ホルダーの開発を開発したい
広島県
坐骨神経ブロックや伏在神経ブロックなどの伝達麻酔を行う際、片手でエコープローブを操作して目的の神経に安定して注射針を進めるのは難しいと思われる。プローブに注射の針を目的の神経に安定して確実に注射針を進めるガイドがあれば初心者でも伝達麻酔ができると思われる。血管用のエコー下注射用ガイドはすでに存在するが、伝達用に改良したものを開発したい。
外反母趾に対するLapidus法に対する骨切りガイドを開発したい
東京都
中足楔状関節の不安定性を伴う外反母趾に対しては中足楔状関節固定を行うLapidus法が行われる。Lapidus法に際しては 第1・2中足骨間角や回旋、短縮などの矯正量の調整が必要であるが、正確な骨切りは難しい。正確な骨切りが可能ガイドによりLapidus法の普及・簡便化に繋がることが期待できる。
後足部の角度を調整する器械を開発したい
東京都
後足部内外反がある患者さんのレントゲン撮影時や、インソール作成時に角度調整が簡単にできる器械を開発したい。
開大式骨切り術で使用できる固定材料を開発したい
東京都
近年,足の外科領域では開大式骨切り術を行うことが増えてきており,変形性足関節症や扁平足の治療に用いられている.早期に荷重歩行を再開するためには,強固な固定材料が必要であるが,現状のものはその適合性や強度において,十分とは言えない.開大式骨切り術で生じるスペースを効率よく埋め,骨癒合を促進する器材を開発したい.
足部用の局所陰圧閉鎖療法(NPWT)装置
静岡県
足部用の局所陰圧閉鎖療法(NPWT)装置 足部の手術では創傷の離開など問題を生じることが多い。局所陰圧閉鎖療法は有効な対策と考えるが、足部は表面の凹凸や足趾・趾間の存在などのため上手く密閉したりpadを固定したりできない。 足部にフィットする局所陰圧閉鎖療法のキットの開発を希望する。
足部手術で軟部組織をまきこまずにKirchner鋼線をスムーズに入れるためのレトラクター兼用スリーブを作成したい
岡山県
足趾の手術においてK-鋼線を使用することは多いが、挿入の際に軟部組織(神経、血管、腱)などを巻き込んでしまう危険性が高い。また刺入点でブレを生じて狙った位置に挿入できないこともある。足部の骨は小さくすべりやすく挿入に苦労するが、何度もやり直しすることによって骨折を起こす危険性もある。スリーブの長さや先端の形状、材質を工夫することによってストレスなくスムーズに挿入できれば手術の質がさらに向上できると考える。
創外固定器の軽量小型の自動延長器を開発したい
茨城県
創外固定器の軽量小型の自動延長器を開発したい 骨腫瘍や骨髄炎、外傷などの後遺症としてしばしば大きな骨欠損、短縮、変形が生じることがあり、その治療として創外固定器による骨延長や変形矯正手術が行われている。延長や矯正は、創外固定のリングを連結している延長器を1日1mm、2〜4回に分けて人の手で延長する。より頻回に分けて延長すると骨形成は良好となることがわかっているが、現実的に、人の手で行う場合それほど頻回に分けて延長することは困難である。これまでも機械による自動延長器が存在したが、大きなバッテリーや長いコードがついており、携帯性に欠ける。そこで、軽量、小型な自動延長器を開発したい。
摩擦熱の少ない鋼線を開発したい
茨城県
摩擦熱の少ない鋼線を開発したい 骨にワイヤーやドリルを刺入する際、摩擦熱が生じる。硬い骨に刺入する場合は、より高熱が生じやすく、骨や周囲の軟部組織の熱性壊死を生じ、そのため、骨折の癒合不全や感染の原因となることがある。 既存のキルシュナーワイヤーや創外固定用のワイヤーに代わる摩擦熱の少ない、破損しにくい鋼線を開発したい。
体内で溶ける軟鋼線
東京都
骨折の治療などの際に使用される軟鋼線で,体内で溶解するものを開発したい。 それによって抜去手術が不要となり,患者の身体的・精神的負担を軽減できる。 また,医療現場の負担軽減につながり,医療費の削減が期待できる。 具体的な材料について案がある。
足ゆびの筋力を簡便に測ることができ、臨床で広く使える機器を開発したい
北海道
足ゆびの機能や筋力は、足アーチの保持、歩行や走行、バランス機能、転倒予防、運動パフォーマンスなどに関連し、子供から高齢者までの運動や動作に重要です。足や体の疾患、障害の発生にも関連します。研究によってこれらのことが解明され、各種の足ゆびトレーニング法も報告されていますが、足ゆび筋力の状態やトレーニング効果を評価する機器がありません。研究レベルで使用可能なものはありますが高価で、臨床で簡便に使用することができません。提案者は足ゆびについての研究を、解剖から機能にわたり長年取り組んできました。そして、足ゆびの力は重要で、力を測定する機器のプロトタイプを作製しました。足ゆびの力の測定器を臨床で広く使えるように開発を進めたく希望します。
ステンレスの小骨用ステープルを作ってほしい
宮城県
ステンレスの小骨用ステープルを作ってください。このようなクリップは小さい骨を接合する際に任意のコンプレッションがかけられることで、足の骨手術には非常に適すると考えられます。作っていただきたい製品のイメージを具体的に提示できます。
足関節鏡の手技を容易にするための、関節腔を拡大するデバイス
千葉県
足関節鏡手術の件数は、手術器械の進歩とともに急激に増えている。しかし、足関節は膝や肩関節に比べて空間が狭いために器械の操作が難しく、関節鏡手術の普及を妨げている。関節腔を広げるデバイスがあれば、手術が容易になり、足関節鏡手術がさらに普及する。非常に多い疾患である足関節捻挫や骨折に対する手術でも関節鏡手術が普及しつつあるため、需要は非常に多いと思われる。
足首や下腿の腫れを簡単に計測できるスマホアプリ
千葉県
足首の捻挫、骨折から下肢の静脈瘤など、多くの疾患で足首や下腿が腫れる。疾患の重症度や治療効果の判定には、腫脹の評価は必須である。現在は、メジャーでふくらはぎや足首の太さを計測するといった不正確かつ手間のかかる方法が用いられている。スマホで正確かつ簡単に足首や下腿の腫脹を簡単に計測できるアプリがあれば、大変有用である。対象疾患は下腿静脈瘤など整形外科疾患にとどまらず広く応用できる。また、医師だけでなく看護師や理学療法士など多職種で利用可能なため、潜在的な需要は膨大である。
超音波エコーを用いた注射の訓練用シミュレーター
千葉県
整形外科における画像診断は、従来のX線検査から超音波エコーへのパラダイムシフトが起きており、毎週のように全国でセミナーが行われている。エコーは、診断だけでなく全身の関節や筋、神経への注射にも用いることができるため、地域のクリニックから総合病院の診療までさらにはペインクリニック、麻酔科、リウマチ科など多様な診療科で必須のツールになっている。エコー下注射は技術を要するため訓練が必要だが、現在は臨床で「やりながら覚える」という非常に危険な状況である。心肺蘇生や関節注射シミュレーター(人形)と同様のエコー下注射シミュレーターは、医師が安全に技術を習得するためにとても有用である。エコー下注射は通常の関節注射と異なり、シミュレーターにはエコーを見ることができるという特殊な機構が必要と思われる。エコーの需要が爆発的に増加している近年の状況より、本シミュレーターの需要ははかりしれない。