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これから開催されるイベント

第34回海外医療機器の最新動向勉強会(2025年6月11日)

2025 6/11 18:00

日本医工ものづくりコモンズでは、国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)と正式に提携して、医療機器開発に関する交流を目的とした海外医療機器最新動向勉強会(MINCの会(Medical Innovation by NCGM and Commons))を開催しています。

この勉強会では、オルバヘルスケアホールディングス株式会社により発刊さ
れている海外医療機器開発の情報誌であるMedical Globe*1をテキストにしています。

同誌の中から重要な記事を医師の先生方が選択されて、それらの記事に関して、NCGMで診療に取り組んでおられる医療者から忌憚のないコメントを頂くという構成で、医療現場からの生々しいご意見を伺う事ができ、これまで参加者から好評を頂いております。

 

◇プログラム
   1.開会挨拶
      國土 典宏 先生  国立健康危機管理研究機構 理事長
      宮嵜 英世 先生  国立健康危機管理研究機構 
                国立国際医療センター 病院長  
      廣井 透雄 先生  国立健康危機管理研究機構 
                国立国際医療センター 副病院長

   2.ご来賓紹介・ご挨拶(調整中)
      経済産業省、厚生労働省、日本医療研究開発機構(AMED)
      東京都産業労働局、日本医療機器産業連合会


   3.勉強会の進め方及び教材/海外情報誌「Medical Globe」について
      オルバヘルスケアホールディングス株式会社


   4.海外医療機器の動向紹介とディスカッション・記事紹介

     ○座長: 丸岡 豊 先生 
          国立健康危機管理研究機構 臨床研究センター 
          歯科・口腔外科 診療科長
          福田 尚司 先生 
          東京医科大学 心臓血管外科 教授
     ○コメンテーター
          特許庁、医療機器認証関連よりご参加予定

 

    1) ディスカッション記事1
     エシロールルックスオティカの聴覚補助機能を搭載したスマートメガネ

       二藤 隆春 先生  国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 
                 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

    2) ディスカッション記事2
     ボストンがIVLシステムを開発するBolt Medical社を買収

       原 久男 先生   国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 
                 循環器内科

    3) 紹介記事
      S&Nの人工肩関節「AETOS」用のステムレスコンポーネントが米国で承認

 

 

   5.講評・閉会挨拶
      日本医工ものづくりコモンズ

【6/20開催】第26回 手術の未来 AIを使った皮膚潰瘍評価 ー リアルタイム創傷評価への第一歩 ー

2025 6/20 18:00

 本セミナーでは、東北医科薬科大学 医学部 形成外科学講座 准教授の舘 一史 氏をお招きし、「AI を使った皮膚潰瘍評価 -リアルタイム創傷評価への第一歩-」 についてご講演いただきます。

 皮膚潰瘍とは、何らかの原因で皮膚の細胞が死んでしまい、皮膚が欠損してしまう状態です。従来の皮膚潰瘍の評価は医師の視診に頼っており、主観的で再現性に乏しいという課題があります。その課題を解決するため、舘氏はAI による潰瘍の画像解析に取り組んでおられ、将来的にはリアルタイムで潰瘍を評価し経時的な変化も追跡できる AI カメラの開発を目指して、自作ソフトとAI判定等を併用して精度向上を図られています。

 皮膚潰瘍評価の最新動向やAIを用いた開発にご関心のある皆様は、ぜひご参加ください。

 
 「手術の未来」では、スーパーマイクロサージャリーに関する革新的な技術や治療法、さらに医工連携における最新動向について学ぶことができます。普段なかなかお会いできないドクターと共に、医療の未来を切り拓く技術革新について探求し、知識を深めることができる絶好の機会です。

 パネルディスカッションにもぜひ積極的にご参加いただき、最前線の医療に触れていただければと思います。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

iPS細胞から“卵子や精子をつくる”

2025 6/20 18:30

■■2025年6月例会のご案内■■

iPS細胞から卵子や精子をつくる

講師: 斎藤通紀:京都大学 高等研究院教授
  日時: 2025年6月20日(金) 午後6:30~8:30
  場所: 日本プレスセンタービル9階 大会議室 (ハイブリッド開催)
      (東京都千代田区内幸町2-2-1)

昨年、京都大学の斎藤通紀教授らが、ヒトのiPS細胞から卵子や精子のもとになる細胞を大量につくる技術の開発に成功したことが報じられ、世界の大きな関心を集めた。卵子や精子のもとになる細胞を大量に作製できるようになると、生殖細胞の分化がうまくいかない不妊の原因を解明する研究が加速し、遺伝子の働きなどを解明する実験を進めやすくなるとして期待が高まる。また、技術的な課題は多いが、将来的にヒトの卵子や精子を作る研究につながるともみられる。卵子や精子を作れるようになれば、それらを受精させる基礎研究も実施できる見込みだ(註:政府の生命倫理専門調査会は2024年1月に、この「受精させる基礎研究」を容認する方針を決めた)。医療や創薬など様々な分野でiPS細胞の実用化にむけた研究が加速する中、ヒトの生殖細胞まで作れる可能性を浮き彫りにしたこの研究は人類にとってどのような意味をもつのか?研究を率いる京都大学の斎藤通紀教授にお話を伺う。

<斎藤通紀先生 プロフィール>

1995年 京都大学 医学部 卒業
1999年 京都大学 大学院医学研究科 博士課程修了
1999-2003年 Wellcome Trust/ Cancer Research UK Gurdon Institute for Developmental Biology and Cancer 研究員
2003-2009年 独立行政法人理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター チームリーダー
2009-2018年 京都大学 大学院医学研究科 教授
2011-2018年 国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 ERATO 研究総括
2013-2018年 京都大学 物質―細胞統合システム拠点 連携主任研究者
2018年- 京都大学 iPS細胞研究所 連携主任研究者
2018年- 京都大学 高等研究院 教授
京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点 拠点長

                                   担当理事 宮野きぬ