秋田県では、県内ものづくり企業の医療福祉関連産業への参入を支援するために、医療福祉機器開発に係る関係法令、マーケティングの手法、全国的な医工連携の取組事例などについてセミナーを開催します。
秋田県は令和7年度、医療福祉関連産業参入セミナーを2回実施いたします!
第1回セミナーでは、医療機器産業への参入に必要な薬機法、品質マネジメントシステムの基礎、そして自社技術を活かした新たな事業領域開拓の成功事例を紹介します。
講演では、株式会社イーコンプライアンスの村山浩一氏を講師としてお招きし、薬機法やQMS省令、ISO13485といった主要規制とQMS構築のポイントを解説します。新規参入企業が直面する国内規制の「壁」を乗り越え、効率的な事業展開を図るための実践的な知識を学びます。
事例紹介では、株式会社志村精機製作所の淺野雄三氏を講師としてお招きし、金型製作で培った超微細加工技術を活かし、医療機器産業へ成功裏に参入した志村精機製作所の事例を紹介します。米国医療機器メーカーとの提携、具体的な課題と解決策、そして「金型業界の常識は、医療業界の非常識」という視点からの意識改革の重要性を学びます。
本セミナーにご参加いただく皆さまが、医療機器分野への参入に必要な規制対応の不安を軽減できること、自社技術を活かした新たな事業領域開拓の可能性と成功への道筋を再認識できることを期待しています。
医薬品医療機器等法(薬機法)と品質マネジメントシステム(QMS)は、医療機器の開発において対応必須の規制です。本講演では、薬機法とQMSについて、この分野の第一人者である村山浩一氏が、豊富な経験に基づき、基本的な考え方から適切なQMS構築のためのポイントを解説します。
新規参入する企業が陥りやすい落とし穴とその回避策、まずおさえるべきポイント、具体的なノウハウなど「明日から活かせる」知見を、ケースも交えて紹介します。村山氏の長年のコンサルティング経験から導き出された「生きた知見」は、QMSに関する貴社の疑問を解消し、医療機器ビジネスにおける持続的な成長の基盤となるでしょう。
ものづくり企業が医療機器市場に参入する際、自ら医療機器メーカーとなる道だけでなく、医療機器メーカーに部品・部材を供給するという選択肢もあります。後者の場合も、QMSへの理解と適切な対応は、製品の信頼性確保と取引先の信頼獲得に不可欠です。この講演は、貴社のものづくり技術を迅速に市場へ送り出し、持続的な成長基盤を築くための一助となるでしょう。規制を味方につけ、貴社の医療機器ビジネスを加速させませんか?
本講演では、長年にわたり株式会社志村精機製作所が培ってきた精密加工技術を医療機器分野へ戦略的に応用し、国内外市場で確固たる成功を築いた軌跡を紹介します。
同社が手掛ける複雑かつ微細な医療機器部品の製造における革新的な取り組み、厳格な品質管理体制、そして世界各国の医療機器メーカーへの部品供給を可能にしたグローバル戦略はものづくり企業による医療機器参入のベストプラクティスといえます 。
本講演を通じて、未来の医療を支える精密加工の最前線と、国際的なビジネス展開を成功させるための勘所を学びとっていただけますと幸いです。