■■ 2026年3月例会のご案内 ■■
「ついに『しっぽ小説』まで出した世界唯一のしっぽ研究者に、文理の壁を楽々と越える『しっぽ学』ワールドを案内してもらう」
講師: 東島 沙弥佳(とうじま さやか)京都工芸繊維大学 応用生物学系 助教/京都大学 白眉研究者)
日時: 2026年3月5日(木) 午後6:30〜8:30
場所: 日本プレスセンター9階 小会議室(ハイブリッド)
東京都千代田区内幸町2-1-1
九尾の狐やヤマタノオロチ、さらにはしっぽの生えた人間、有尾人など、「しっぽ」は、古今東西の神話や民話、創作物の中で、超自然の力を象徴する神秘的なモチーフとして描かれてきた。しっぽは、実在する多くの生物にありながら、なぜかヒトにはない大きな器官だ。実際に触ってみるとすぐわかるが、退化した尾骨がたしかに私たちのお尻には痕跡器官として残っている。進化の過程で、どのようにしてヒトからしっぽが完全に失われてしまったのか?ヒトはいつ、なぜしっぽをなくしたのか?その謎と不思議を探求する「しっぽ学(シッポロジー)」という学問がある。
提唱しているのは、しっぽから「ひと」の成り立ちを解き明かそうとしている研究者の東島沙弥佳さんだ。しっぽ学は歴史学、人類学、解剖学、形態学、発生生物学と、文理の壁を越えて、いくつもの学問領域にまたがる広範なものだ。いつか、しっぽのことがすべてわかれば、生物としての「ヒト」と、人間性をもった「人」の両面が解き明かされるという。そんな東島さんが、今度はなんとしっぽ小説!?を出したらしく・・・予測不能なしっぽ研究者に話を聞く。
担当理事(企画委員)泉 大知
東島沙弥佳さん略歴
1986年大阪府生まれ。奈良女子大学文学部国際社会文化学科卒業。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士課程修了 (博士(理学))。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻研究員、大阪市立大学 (現・大阪公立大学) 大学院医学研究科助教、京都大学白眉センター特定助教を経て、2025年春から京都工芸繊維大学応用生物学系助教。専門はしっぽ。しっぽを多様な角度から調べることで私たちが生物学的・人文学的にいつ・どのように「ひと」になったのかを解明したいと研究 (しっぽ学、Shippology) を進めている。著書に『しっぽ学』(光文社) 、「なんで人間にはしっぽがないの?― 二度の喪失の物語」 (13歳からの考古学)(新泉社)