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【講演要旨】近年、全国各地でPFOSおよびPFOAなどPFAS(有機フッ素化合物)汚染が報道された。汚染が国内で広がる中、内閣府は拙速に「評価書」を決定。国際的に十分なエビデンスのある4つの健康影響(低出生体重、免疫毒性、脂質代謝異常、腎がん)を否定し、一日耐用量として20ng/kgという国際的に非常に緩い基準を答申した。一方、エコチル調査では、胎内曝露と染色体異常の頑強な相関が見出された。評価書の早急な改定を求める必要があろう。