日本足の外科学会 医工連携企画

急性外傷:足関節ねんざ(外側靭帯損傷)で使用する汎用性のあるサポート装具
足関節捻挫(外側靭帯損傷)の発生頻度は高く、アメリカでは年間200万件以上発生し、救急外来だけでも毎年約60万人が足首の捻挫で受診しています。また、初回捻挫後の再発率は高く、足首の捻挫を一度経験した人の30~70%が再び捻挫を経験するという統計があります。再発をしないように治療するには足関節を底屈しないように一定期間固定することが重要なのですが、それに見合った簡易な装具はなく、多忙な中で多くの患者さんにギプス固定を行うことは容易ではありません。具体的なアイデアがあるので、出来合いの装具で足関節を底背屈0°(直角)に保て、半硬性のサポート構造で靴が履けて歩行から軽いジョギングまでできる(受傷後2か月くらいまで)製品を開発したい。