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旅行医学のトピックス3
5月21日(日)
2023
5/21 10:00 - 12:35
時差ぼけの科学
時差ぼけの科学
10:00 -10:45
白川 修一郎
【講演者】
睡眠評価研究機構
代表
前田 利郎
【座長】
京都きづ川病院
消化器内科
/副院長
【講演要旨】時差ぼけは、時差の急激な変化により、現地の生活時刻と人間の体内時計が非同期となり概日リズムが乱れ、複数存在する生体リズムの内的脱同調により生じる生理現象である。睡眠障害に、日中機能の障害、全身倦怠感や身体的症状(例えば胃腸障害等の自律神経症状)が旅行後1~2日以内に随伴する。これまでに報告されたエビデンスに基づいて、時差ぼけの原因と状況に応じた対策について講義する。
飛行機の中の旅行医学
飛行機の中の旅行医学
10:55 -11:40
西本 泰久
【講演者】
京都橘大学
健康科学部
教授
坂本 泰樹
【座長】
北九州若杉病院
泌尿器科(排尿管理)
非常勤医師
カノヤ・トラベルメディカ
専任医師「空飛ぶドクター」
【講演要旨】
航空機内は0.8気圧、湿度0%である。密室空間での移動となるため、フライト中に重症化あるいは死亡する可能性の高い人、感染症を伝染させる可能性の高い人、危害や多大な迷惑をかける可能性のある人は、搭乗不可となる。疾患の状態により搭乗制限があるため注意を要する。航空会社の診断書(MEDIF)を提出することで搭乗可能となることもある。ロングフライト血栓症は時に心停止もある重症疾患であり、足の運動、水分補給などで予防する。航空機内には様々な医療器具や薬剤が搭載されている。
旅行者下痢症 ~旅行者下痢症対応の実際と注意点~
旅行者下痢症 ~旅行者下痢症対応の実際と注意点~
11:50 -12:35
田島 靖久
【講演者】
浜松医療センター
感染症内科
部長
前田 利郎
【座長】
京都きづ川病院
消化器内科
/副院長
【講演要旨】
講演要旨:世界の保健衛生が改善し、減少傾向となった現代でさえ、旅行者下痢症は、世界的な問題だ。旅行者下痢症は、依然として頻繁に発生し時間と機会の損失、日程の変更、海外での医療行為、入院など多くの悪影響を及ぼしている。
旅行者下痢症にどのように対応をしていくべきかという問題に、ガイドラインを紐解きながら解説させて頂く。また、旅行者下痢症を第一線で担っている医師から具体的な症を例提示し、注意点も共有させて頂く。
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