🏠 セミナー 手術の未来:3Dで直感的、隣接するリンパ管と静脈に光明が差す。リンパ浮腫検査の最前線。
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手術の未来:3Dで直感的、隣接するリンパ管と静脈に光明が差す。リンパ浮腫検査の最前線。
【第15回6/18】手術の未来:3Dで直感的、隣接するリンパ管と静脈に光明が差す。リンパ浮腫検査の最前線。
2024 6/18 18:00 - 20:00
ガン治療の際、リンパ節切除等によるリンパ浮腫を発症する患者が日本でも10万人以上存在し、日常のQOLを制限される患者が、年々増加しています。リンパ浮腫はリンパ液の流れが滞ることで四肢などに「むくみ」が生じてしまう疾患です。リンパ管は全身に張り巡らされたネットワークでありながら、透明で極めて細いことから、術者による観察も非常に困難となっています。リンパ浮腫の手術では、顕微鏡を覗きながら、直径0.5mm以下のリンパ管を静脈と縫い合わせてバイパスを作り、滞ったリンパ液を静脈へ流しスムーズに流れるようにすることで浮腫の改善を図ります。

鈴木 悠史先生をはじめとして、慶應義塾大学医学部 形成外科で取り組んでいる光超音波によるリンパ管イメージングの検査は、従前の検査機器では不明瞭だったリンパ管も、張り巡らされた静脈とリンパ管が色分けされ、3Dとして全方向に可視化されます。これにより、静脈に隣接し、リンパ液をスムーズに流せ、正常に機能しているリンパ管の選定を容易におこなうことができるようになりました。現在、保険適応外の検査手法ですが、患者のQOLを考慮すれば低侵襲の治療が実現できるだけでなく、バイパスさせる静脈とリンパ管を見極めることが容易になったことで術者の負担軽減も図れることから、双方の負担軽減の観点からも早期の保険適応と検査手法の展開が望まれています。同様に三次元的に広範囲にリンパ管を評価することができるMRIと光超音波を比較することで、この最新技術の有用性と課題を紹介します。

光嶋先生からは、最前線の医療現場でおこなわれているリンパ管移植、超音波リンパ穿通枝マッピング、リンパ浮腫、そしてバイオインピダンス客観的評価等に焦点を当て、これらの分野での最新の研究成果や臨床応用についてご紹介します。
240618みらいメドテックチラシ0603.pdf
セミナー
スーパーマイクロサージャリー最新の知見
スーパーマイクロサージャリー最新の知見

18:00 -20:00
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光嶋 勲
広島大学病院 形成外科 科長
広島大学病院 国際リンパ浮腫治療センター 寄附講座教授
最前線の医療現場でおこなわれているリンパ管移植、超音波リンパ穿通枝マッピング、リンパ浮腫、そしてバイオインピダンス客観的評価等に焦点を当て、これらの分野での最新の研究成果や臨床応用についてご紹介します。
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セミナー
MRIと光超音波イメージングを用いたリンパ外科領域における最新の画像診断
MRIと光超音波イメージングを用いたリンパ外科領域における最新の画像診断

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鈴木 悠史
慶應義塾大学医学部 形成外科 特任助教
リンパ浮腫はリンパ液の流れが滞ることで四肢などに「むくみ」が生じてしまう疾患である。滞ったリンパ液を血管にドレナージするために、リンパ管と血管をバイパスするリンパ管細静脈吻合術という手術がある。しかしリンパ管は全身に張り巡らされたネットワークでありながら、透明で極めて細いことから観察が非常に困難である。
我々は光超音波イメージング装置を用いて、既存の手法と比較し、より明瞭にリンパ管と近傍を走る静脈を3次元的に描出できるようになった。これにより手術の術前計画がより容易となる可能性がある。

また、MRIを用いたリンパ管イメージングは下肢全体のリンパ管の構造を3次元的に評価することができる。両手法ともに未だ、保険適応外の検査手法であるが、今まで見ることができないリンパ管がより明瞭に見えることにより、患者への侵襲だけでなく、術者の負担も軽減されることが期待される。
本講演では、これら画像診断技術の有用性と現在の課題を紹介する。
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